まず楽譜通りに演奏しよう!

 

うーん 古代中国の思想家の言葉で「巧詐は拙誠に如かず」

という一節があります。

偽りの言葉で上手く伝えるよりも、ぎこちない言葉でも誠実に伝える方が優れている、という意味でしょうか。

練習に関することをいろんな視点で述べてきましたが、どうしてもピンと来ない方、同じ失敗ばかりしてしまっている方、レッスンで先生に毎回同じ指摘ばかりされる方、いると思います。

そんな皆さんにオススメの方法は、

「楽譜通りに弾くこと」

です。

いつも楽譜通りに弾いているんだけど・・・と反論したくなった方も多いでしょう。

自身の演奏を録音した後に聴き直すと、あれ?こんな演奏していたの?と感じた経験はどんな方にもあると思います。

自分自身では楽譜を読んだ通りに弾いているつもりなのに、意外に練習期間が長くなるにつれ、先入観や思い込み、私見や勘違いが演奏に表出しやすくなるものです。

すなわち、楽譜を読んだ通りに弾いているつもりが、少しずつ実際に聴こえてくる演奏は違ってきてしまいがちなのです。

また

“上手な奏者は人が浮かびもしないようなアイデアを盛り込んでいるはず”

と思い込んでいる方が多いようですが、

素晴らしい奏者=聴こえてくる演奏が極めて自然、と感じることの方が多いです。

あなたが今演奏している曲が優れた作品であるならば、作曲家が選りすぐった言葉(=音)で推敲に推敲を重ねた上で完成したものであるはずです。

もちろん、より素晴らしい作品に磨き上げるののは演奏者の役割、大切な使命ですが

その前に、まずは作曲者が書いた手紙(=楽譜)を、よどみなく、聴き取りやすい語り口で読む(=演奏する)ことを目指しましょう。

結果としてぎこちなく聴こえたとしても、最初の一歩としては上出来だと褒めてあげましょう。そして次の一歩につながるヒントを見つけ、アドヴァイスに耳を傾けましょう!

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