プロフィール

益田 正洋 (Masahiro Masuda)
クラシックギタリスト

1978年、長崎県・長崎市生まれ。幼少時に両親の手ほどきによりクラシックギターを始める。長崎大学経済学部を卒業後、2001年ジュリアード音楽院修士課程にてアメリカのギタリスト、S.イズビン女史に師事。これまでに福田進一、藤井眞吾、O.ギリア、M.バルエコ、D.ラッセル (敬称略)などの著名なギタリストにも指導を受ける。

89年、第20回クラシカルギターコンクール入賞。当時審査委員長を務めていた作曲家、(故)伊福部昭氏より審査員特別賞を授与される。翌年第21回同ギターコンクールにて史上最年少(12歳)で第一位を受賞。また92年、東京国際ギターコンクールにても入賞。加えて03年にはシカゴにて行われた国際ギターコンクールにてファイナリストに選ばれるなど、国内外でも数々の賞歴を重ねている。

1991年の地元長崎でのデビューリサイタルを皮切りに演奏活動を開始。ソロギターのみならず他楽器の演奏家、オーケストラとの共演も多く、さまざまなガラコンサートや音楽祭等での客演、公開レッスンなども行う。2001年にはロドリーゴ生誕100周年記念コンサートのギターコンチェルト・ソリストとして、ニューヨーク・リンカーンセンターにて海外デビュー。J.デプリースト(元東京都響常任指揮者)指揮、ジュリアード・シンフォニーと共演。最も有名なギターコンチェルトであるアランフェス協奏曲を好演する。

2009年には優れた若手演奏家をフィーチャーする(財)東京オペラシティ主催のリサイタルシリーズ「B→C(ビートゥーシー|バッハからコンテンポラリーへ)」に招聘されギターソロリサイタルを成功。ディズニー・オン・クラシックの日本ツアーにもゲストギタリスト演奏家として参加し、全国30か所の公演を行う。また2012年秋には世界的なクラシックギター製作家J.L.ロマニリョス氏に招聘されたことをきっかけに、スペイン演奏ツアーを行い、特にマドリッド王立音楽院でのギターリサイタルは絶賛を受ける。
近年では、美術史家の川瀬佑介氏とのコラボレーション「音楽と美術を楽しむコンサート“クラシックギターと絵画の交わるところ」を全国各地で開催。クラシック演奏会の新しい価値、楽しみ方を提示する斬新なプロジェクトとして注目を集めるなど、その意欲的な活動は多岐にわたる。

バロックから現代に及ぶ幅広いギターのレパートリーによる演奏は常に好評を獲得。発表したCDは約20枚(2015年6月現在)におよび、95年発表の「21世紀への鼓動~」を皮切りに、2005年には近現代のクラシックギター作品を集めた2ndアルバム「プログレッション」が、2006年の古典・ロマン派のギター作品集「カンタービレ」が、2007年3月の邦人ギタリストとして初めてのパガニーニの盟友L.レニャーニ・36のカプリスを全曲収録した「36のカプリス」、20世紀の巨匠ギタリスト、セゴビア没後20年に寄せた5枚目のアルバム「セゴビアへのオマージュ」、H.ヴィラ=ロボス没後50年に合わせ発表した「ヴィラ=ロボス・ギター作品集」、2010年はクラシックギターのための「ソナタ集」と「バッハ・オン・ギター」の2枚を、2011年には「アンダルシアの風景」、続けて2012年には「カタルーニャ」をリリースするなど、月刊誌・レコード芸術にて特選盤として紹介され、さらにデビュー20周年記念「ベスト盤」も発売。2013年には廃盤になった1stアルバムがリメイクされ、最新CD「ソナタⅡ」をリリースするなど読売新聞、東京新聞、婦人公論など各メディア、ギター専門誌”現代ギター”からも支持を集めている。

クラシックギター協奏曲や室内楽を通しての他楽器との共演による評価も高く、クラシック音楽普及の為のアウトリーチ活動も行う。まずます精力的に活動を続ける、日本を代表する実力派クラシックギタリストである。