練習時間について

   2020/11/05

clock-01以前もブログの話題として取り上げましたが、「毎日何時間練習していますか?」と質問されます。

せっかくなので、考えてみましょう。その前に私から皆さんに質問です。

「普段の生活の中で、練習時間をどれくらい確保できますか?」

休日はさておき、仕事をしている一日のスケジュールを思い浮かべてみましょう。

例)7時起床→8時家を出る→9時出社→19時退社→20時帰宅→21時練習?→23時就寝

というライフスタイルだとしましょう。こんな判を押したような生活出来る方はそんなに多くないと思います。

19時に退社出来れば良いのだけど、残業がある。取引先と飲み会がある。家族との時間も大切にしたい。

そうなれば、練習時間を確保するのは至難の業です。起床を1時間早めて朝から練習している、という方を存じ上げていますが、毎日となると大変だろうなと推察します。

では、プロの演奏家の一日はどんなスケジュールか?

例)8時起床→朝食→練習→昼食→練習→夕食→練習→就寝

表向きはこんな感じです(笑)場合によっては午前中は休養(=睡眠)、午後は気分転換、夜になって”やばい!”と思って練習、なんて人もいるかもですね。別に本番で良い結果が出せれば、それで良いと思っています。ちなみに、私のスケジュールは違いますよ(笑) それは後程言及するとして。

プロは練習も立派な”仕事の一部”ですから、練習時間は必要な分だけ確保しなければいけません。そうでなければ、音楽に関することで対価を得る資格はないと思います。

一方で、愛好家の皆さんは仕事やプライベートの時間を割いて、もしくは合間を縫って練習するわけです。

何も考えず、無心でがむしゃらに弾く、という練習方法はプロがやる(プロだから出来る)練習の仕方です。仕事なんですから、寝る時間や食事の時間を削ってでもやります。

愛好家の皆さんが練習に費やせる時間や労力は有限なのです。

だからこそ、なけなしの貴重な時間で”どう工夫すれば少しでも上手くなるか?”を少しでも考えることが必要不可欠なはずです。

”自分たちはアマチュアだから、いろいろ考えて練習することなんて出来ない”と仰る方が多いと感じますが、

アマチュアだからこそ”どうすれば上手くなるか?(=練習方法)”を考えるべきだと考えています。

”プロは四の五の言わず、身体で覚えろ!結果が全てだ!”

という世界だと思っています。ブログを書いている暇があれば練習(=仕事)しろ!です(笑)

どこからか「でも、練習方法を考えろと言われても・・・」という声がしますね。

だからレッスン(=プロの指導)が有益なんです。そして普段の練習の悩みを打ち明けることで、いろんな場面で演奏している経験豊かな先生なら、さまざまな解決策を示してくれるはずです。そしてその中から自分に合った方法を試してみましょう。

考える、と言っても練習の最初の段階だけですよ。良い練習が出来るようになれば、それに沿って時間を費やすだけです。

ちなみに私の普段(演奏会等がない日)のスケジュールは

6時半:起床→朝食・家の雑用→10時:練習→12時半:昼食→13時半:教える仕事→21時帰宅・夕食→22時:練習→23時半:就寝

です。あれ?本当は”一日の全てをギターに捧げて(練習して)います”が理想なのに、現実はそうはいきませんね。

プロだって練習時間は限られています。必死で結果を出そうと試行錯誤しています。しかも仕事(演奏)を多く抱えないと食べていけません。練習すべき曲数はアマチュアとは比較にならないことも言及しておきます。

そんな中で蓄積してきたノウハウを、教える時に生徒さんへ伝授しています。

プロが必死で試行錯誤して得た練習方法です。是非実践して短時間で上達を実感してみましょう!

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