参考文献 (レコーディングに際して)

   2020/11/06

CDを製作するにあたり、練習(ギターを弾くという意味)と並行して楽曲やバッハ、そしてバロック音楽について理解を深め、そして自分の演奏にそれを反映させて行く作業も進めました。

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10年前のCDでも熟読したのですが、とても分かりやすいなと思った本は「Dance and the Music of J. S. Bach, Expanded Edition (Indiana University Press)」です。

英語で書かれた書籍なので、久しぶりに留学していた頃を思い出して、辞書を片手に読み取った事柄をノートに要約する、という作業をしました。

バロック音楽に取り組むにあたって避けて通れないのは、舞曲を理解することです。

アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグは必ずと言って良いほど組曲の中に存在します。その他ガヴォットやメヌエット、ブーレ、などがサラバンドとジーグの間に挿入されたりします。

例えばクーラントでもイタリア風、フランス風があったり、それをどのように見分けるのか、

舞曲、つまり踊りなのでその方法(ステップ)はどのようなものだったのか?

演奏にその動きが反映されていなくては、ただ音を羅列するだけ、指を動かしているだけの無機質な音楽になってしまいます。

理解して実践出来るようになってはじめて、演奏が生き生きとしたものになります。

英語で書かれている本ですが、音楽に関する用語も頻出するので大変読みやすいと思います。

興味があれば是非ご一読ください。

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