【新CDリリース予告】作品の素晴らしさを再認識してみませんか?
子供の頃から歴史好きだったこともあり、遠方へ出かける時のお供は決まって関連する本や動画を見ながら電車の中で過ごします。
歴史は繰り返すと良く言いますが、それは大きな歴史の流れだけでなくて、音楽史でも同じように流行り廃りのようなムーブメントが起きていると感じます。
簡単に言うと、以前は音楽家といえば「演奏」「作曲」そして「指導」、ともすれば「出版」も一人で担っていたのが、いつしか「作曲家」「演奏家」「教師」そして「出版社」のように分業化されていきます。
それが近年はまた二刀流、三刀流をこなす演奏家も出てきて、コンポーザー・ギタリストのような活動を行う人も出てきて、編曲は必要に迫られて行うものの、作曲することは全くしない私にとっては羨ましく思えることも多いです。
ただ私が好んで取り組んでいる19世紀のギター作品はいずれも三刀流をこなしていた人達ばかりです。
現在12月のリリースへ向けて準備中のCDはイタリア・フィレンツェに生まれたマテオ・カルカッシによる「25のエチュード集 Op.60」です。
カルカッシといえば往年のギター愛好者には「教則本」の著者として有名ですが、同時期にパリで活躍した同じイタリア出身のカルリと比べると知名度はやや落ちるのかな?と個人的には感じていますが、負けず劣らず作品数も内容も充実しています。もっと見直されて良い作品もたくさんあります。
教則本のイメージなのか、同じエチュード集でも作品59と混同されるためなのか、今回収録した作品60のエチュードはギターを学習し始めて比較的初期に取り組むべき作品と誤解されがちですが、技術的にはもちろん、音楽内容も高い習熟度が求められる作品です。
毎年1枚を目指してリリースしてきたCDですが、今回はギター愛好者の皆さんに「25のエチュード集 Op.60」の良さを再認識していただければとの思いを込めて演奏しました。
12月のリリースに間に合うよう、現在自分のレコーディング時の演奏をチェックしています。お楽しみに!
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