カンタービレ

release:2006.03.21 3rd Album

2ndアルバムに続き レコード芸術 2006年5月号特選盤受賞! Now on sale

2ndアルバムに続き
レコード芸術
2006年5月号特選盤受賞!
Now on sale

今回のアルバムは「原点回帰」、古典~ロマン派作品集です。コスト、パガニーニ、ソル、ジュリアー二、アグアドといった、言わずと知れた一流の作曲家たちによる珠玉の作品群。しかしともすれば型にはまった演奏になりやすいそれらの難曲に、新しい命を吹き込みます。

収録曲
  1. 【ナポレオン・コスト/アンダンテとポロネーズ Op.44(ジュラの想い出)】

【ニコロ・パガニーニ/グランド・ソナタ Op.39】

  1. アレグロ・リソルート
  2. ロマンツェ
  3. アンダンティーノ・ヴァリアート:スケルツァンド、変奏1~6

【フェルナンド・ソル/グランド・ソナタOp.22】

  1. アレグロ
  2. アダージョ
  3. メヌエット:アレグロ
  4. ロンド・アレグレット
  5. 【マウロ・ジュリアーニ/ロッシーニのカヴァティーナ「おお、空よ静かに」による変奏曲 Op.101】
  6. 【ディオニシオ・アグアド/カンタービレ】

益田正洋(g)
fontec●FOCD9258/¥2,520(税込)/2006.3.21発売
2005年12月13~14日 山梨市花かげホール録音
使用楽器:星野良充2005年
発売元:(株)フォンテック

♪ 演奏者より

前作の「プログレッション」は、近現代のギターオリジナル作品を集めたアルバムになりましたが、今回は古典派・初期ロマン派の作品集にしました。小さい頃はよくカルリやソル、ジュリアーニ、アグアドといった古典派の作曲家の作品を中心に練習してきたので、「原点回帰」といった感じでしょうか。10代の頃まではただ“がむしゃらに”、そして“たのしく”弾いていましたが、またその頃とは違った面も同時に出していければと思い、曲全体の構成やフレージング、そして緩叙楽章での細かなニュアンスも表現できるように準備をしました。
メインは、やはりソルとパガニーニの〈グランド・ソナタ〉です。同時期に生まれ活躍した2人の作曲家ですが、ソルはいわゆるウィーン古典派のスタイル、パガニーニはロマン派。この2つの曲と作曲家の間のコントラストを感じてもらえると嬉しいです。またパガニーニは様々な編曲や自分のアイデアを組み込んでいます。本来ギターとヴァイオリンの為のデュオ曲ですが、その譜面を元に今回自分自身で改編しました。
曲順やタイトルにもこだわりました。1曲目にコストを置いたのは、ハーモニクスで始まる澄んだ清らかなイメージが欲しかったからです。タイトルの「カンタービレ」(歌うように)は、決して流行のマンガ「のだめカンタービレ」を意識したわけではないのですが(ホントです!お願い!信じて!)、どうしても先行してしまうテクニカルな面(泣)ではなく、ギターという楽器を通じて奏でる自分の“うた”を是非聴いて欲しい!と思ったからです。そのメッセージが伝わるようなアルバムである、と今回皆さんに感じていただければ幸いです。
2006年3月21日より、全国のレコード店やギターショップなどで発売開始です。是非アルバムの中から聴こえる私の“カンタービレ”を感じてください。

♪ ライナーノートより

「ここに聴く第3作は、あらためてギターの古典的レパートリーに取り組んだもので、彼が身につけている技術の高さと共に、音楽性の豊かさを、きわめて快い流儀のもとに伝える出色の1枚と言えよう。ソル、アグアド、ジュリアーニ、パガニーニ、コストと、古典派~ロマン派の主立ったところを取り上げたリサイタルだが、様式感を踏まえた上で、しばしば個性的な歌ごころ、伸びやかな自発性を発揮してみせるのが、聴いていて嬉しい。・・・古典派、ロマン派を弾いて、これほど“自然な”-型にはまり過ぎずしかも純度の高い-演奏を聴かせるギタリストの存在は喜ばしく、貴重なことだ。これはけっして私のみの感想ではあるまい。」濱田滋郎

♪ レコード芸術/2006年5月号 「新譜月評」にて“特選盤”を受賞しました!

「初めに言ってしまえば、この1枚はギタリストが「何を、どう弾くか」をはっきりとわきまえ、かつ実践しているゆえに、しかもその実践が豊かな感興と“奏楽の喜び”をもって成されているゆえに、たいそう快いアルバムとなっている。冒頭のコスト〈アンダンテとポロネーズ〉からしてデリケートな表情に富み聴きてを惹きつけるものがあるが、いっそう見事な出来映えを示すのは、つづくパガニーニの〈グランド・ソナタ〉。ギターをもよくした“ヴァイオリンの鬼才”がおおいに力を込めて書いたこのソナタは、いわゆるゲルマン的な構築性とは相異なる“南欧の美学”に立脚した性格を具えているが、益田はその点をじつに見事に把握し、ひとかどの名演を披露している。

つづくソルは、スペイン人の作とはいえパガニーニよりはウィーン古典派に私淑した面が濃く、同じフィーリングのもとに演奏するわけに行かないが、益田はそのことも意識に取り込んでいると察せられる。こうした判断はもとより学んで得たことでもあろうが、またいっぽう、天性的にすぐれた音楽的アンテナの持主であるのに違いない。当CDは私が解説を担当しているので、賛言を費すほど「なぞり書き」になってしまうが、ともかくも、ギター・ファンならずともご一聴をお奨めしたくなるCDにほかならない。」 濱田滋郎
「益田はどの曲に対しても高い技術と、彼独自の魅力的な「歌」をもってひきつける。」濱田三彦

 ♪ CDジャーナル/2006年5月号 「CD新譜試聴記」にて“イチ押しCD”に選ばれました!

「今回はオーソドックスな作りで、益田の現時点での実力を見せつけたアルバムといえる。豊かな音楽性を備えて、繊細さとスケール感とが、いいバランスで保たれている。テクニックが、歌心と結びついているのが、彼の強みだろう。」 田中 明

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